KH Coderが起動しません(主にWindows Vistaの場合)
Windows Vistaをお使いで、KH Coderが正常に起動しない場合には、以下の手順をお試し下さい。
- デスクトップに新しいフォルダを作成し、フォルダ名を「KH Coder」とします。
- そのフォルダに、ダウンロードしたKH CoderのWindows版パッケージ(khcoder-2b17-f.exe等)をコピーします。
- コピーしたファイルを実行(ダブルクリック)します。
- 開いた画面のUnzip to folder: の欄に「C:\khcoder」と入力されていますが、これを「.」(ピリオド一文字)に変更します。
- 「Unzip」をクリックします。
この手順によって、デスクトップの「KH Coder」というフォルダ内にすべてのファイルが解凍されます。解凍された「kh_coder」(「田」の字に似たアイコンです)をダブルクリックして、KH Coderが起動するかどうかを確認してみてください。
かならずしもデスクトップでなくとも、「ダウンロード」「ドキュメント」といったフォルダをお使いいただいても大丈夫なはずです。
※デフォルトでは「C:\khcoder」という場所にすべてのファイルが解凍されるのですが、Windows Vistaではこの場所に自由に書き込みができない場合があるかもしれません。その場合には上記の手順が有効でしょう。ただしWindows Vista以外でKH Coderが起動しないというケースでは、上記の手順のようにデスクトップへ解凍・インストールするよりも、「C:\khcoder」をお試しいただく方が良いでしょう。
またWindows VistaやWindows 98/Meでは、KH Coderを解凍・インストールしたフォルダ名に半角カナや特定の全角文字(だめ文字)が含まれていると、KH Coderが起動しません。XPや2000だと大丈夫のようなのですが…。
それでもKH Coderが起動しない場合には、KH Coderを解凍したフォルダにある「dep」というフォルダを開き、その中にある「R」というフォルダを削除してみてください。これで起動するようならば、統計計算とグラフィックスのための環境「R」を利用しているコマンドは動かなくなりますが、それ以外のKH Coderの機能はお使いいただけます。
ファイアーウォールの警告が出ますが、どう対処すればよいですか?
KH Coder(Windows版パッケージ)の起動時や、プロジェクトの新規作成時、あるいはプロジェクトを開く際に、以下のような警告画面が表示される場合があります。
■大まかな指針
このような場合、基本的には「ブロックを解除する」を選択するようにして下さい。
KH Coderはデータの整理・検索・集計を行うために、既製のデータベース・ソフト「MySQL」を利用しています。そしてKH Coderが、MySQLに命令を出したり、MySQLから検索結果を受け取る際には、ネットワーク・プロトコル(TCP/IP)を利用しています。そのため、こういった警告が出る場合があります。
KH CoderとMySQLの通信がブロックされると、KH Coderは機能しなくなります。「MySQLデータベースの処理に失敗しました」というエラーが表示され、プロジェクトの新規作成すらできなくなるはずです。
※MySQLとの通信にネットワーク・プロトコルを利用しているだけですので、必ずしもPCがネットワークやインターネットに接続されている必要はありません。インターネットに接続していない状態でもKH Coderをご利用いただけます。
もっとも、Windowsファイアーウォールに関しては、「ブロックする」を選択した場合も、KH Coderの動作に特に問題はないようです。Windowsファイアーウォールによる「ブロック」は、やや手ぬるいためかと思います。手ぬるいというと語弊がありますが、おそらく、自分のPC上で動いているプログラム間の通信については、ブロックしないということのようです。
しかし、McAfeeのファイアーウォールやNortonの「Internet Security」「Personal Firewall」のような製品となると、話が変わってきます。これらの製品による「ブロック」は、Windowsファイアーウォールよりも徹底しているようで、KH Coderの動作に支障が出てしまいます。
以上のようなことから、基本的には「ブロックしない」や「通信を許可」を選択するという方針の方が、問題が起こりにくいかと思います。
■不安な場合
「とはいえ、KH CoderやMySQLに自由にネットワークを使わせるのは心配だ・不安だ」という場合は、以下のように設定することで、安心してお使いいただけるのではないかと思います。
まずKH Coder(kh_coder.exe)については、(1)KH Coderから自分のPCへの接続だけを許可し、(2)それ以外の通信を全て遮断します。下図は「Norton Internet Security 2004」でこのような設定を行った画面です。
なお「127.0.0.1」というのは、自分のPCを表す特別なIPアドレスです。127.0.0.1への接続だけを許可して、その他の接続・通信を遮断する設定を行えば良いわけです。具体的な設定方法については、お使いのファイアーウォール・ソフトのヘルプやマニュアルをご参照下さい。
次に、MySQL(mysqld-nt.exe)については、(1)自分のPCからMySQLへの接続を許可し、(2)それ以外の通信を全て遮断します。「Norton Internet Security 2004」の場合は、下図のようになります。
以上のように、自分のPC(127.0.0.1)との通信だけを許可し、外部との通信を遮断するという設定ならば、ご安心いただけるのではないかと思います。もちろん、このような設定ならば、KH Coderは支障なく動作するはずです。
※1 Windowsファイアーウォールでは、このような細かな設定は行えないようです。
※2 KH CoderやMySQLはDNSへアクセスしようとしますが、このような設定を行うと、DNSへのアクセスが遮断されます。遮断されてもとくに問題は起こらないようですが、万一、「MySQLデータベースの処理に失敗しました」というエラーが表示され、プロジェクトの新規作成すらできなくなったというような場合には、DNSへのアクセスも許可してみてください。
「茶筌の起動に失敗しました」というエラー・メッセージが出ます
ご自身で茶筌をインストール・設定された場合には以下の2点をご確認下さい。
- まずChasen(茶筌)ですが、Chasenそのものを起動することはできる状態になっていますでしょうか?すなわち、Chasenインストール時にスタートメニューに追加される「WinCha」を使っての形態素解析(品詞分解もどき)は可能な状態でしょうか?
- 次に、KH Coderの「プロジェクト」-> 「設定」部分でchasen.exeのパスは入力されていますでしょうか?「C:\Program Files\chasen\chasen.exe」のように入力されている場合が多いと思いますが、最後の部分が「WinCha.exe」ではなく、「chasen.exe」となっていることを確認してください。
それ以外の場合、または以上2点が大丈夫なのにうまくいかない場合は、下の手順を試してみてください。
[1]KH Coderを「c:\khcoder\」フォルダにインストールし直し、
[2]分析対象ファイルを「c:\khcoder\data1」フォルダに置く。
[3]「c:\khcoder\data1\」フォルダに置いたファイルを新たにプロジェクトとして登録して
[4]「前処理」->「前処理の実行」
次に分析対象ファイルの名前ですが、記号や全角文字を使わずに、半角アルファベットのみのファイル名にして試してみてください。
その他の注意点として、分析対象ファイルの文字コードが「Shift-JIS」「EUC」「JIS」のいずれかになっていることを確認してください。Unicode / UTF8には現在の所対応していません。また分析対象ファイルに文字化けが含まれている場合は、「前処理」を行う前にその部分を取り除くと良いでしょう。「分析対象ファイルのチェック」コマンドを使うと、自動的に文字化けしている部分を除去できます。
「ファイル処理に失敗しました」というエラー・メッセージが出ます
まず、MS Excelなどが起動している場合は、それを終了してから同じ処理をKH Coderで行ってみてください。MS Excelなどは、開いているファイルを他のソフトから「プロテクト」するため、同じファイルをKH Coderが処理しようとすると失敗します。例えば、抽出語の「品詞別・出現数順リスト」などを開いている場合など。
万一、それでも同じエラー・メッセージが出てしまう場合は、上記[1]〜[4]の手順をおためし下さい。
前処理中に「MySQLデータベースの処理に失敗」というエラーが表示されます
エラー表示画面の最下部、「エラー出力:」の欄に「The table 'rowdata' is full」とある場合には、以下の手順でKH Coderの設定を変更してください。
メニューから「プロジェクト」→「設定」をクリックして、開いた画面で「前処理効率化のためにデータをRAMに読み出す」のチェックを外して、「OK」をクリックします。
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